いよいよマイホームを持とうと決めた時、皆さんは新しいお家にどんなイメージを思い描きますか?
多くの人にとって、家は人生でもっとも大きな買い物。
さらに、生涯住み続けるつもりなら「一戸建てか、マンションか」と迷う方も多いと思います。
今回はそれぞれの違いやメリットをお話ししますので、住まい選びの参考にしてみてください。
一戸建てとマンションどこが違う?
「一戸建てを買うか、マンションを買うかで迷っている」。
お客様からそんなご相談を受けた時、僕が最初に聞くのは「環境性と利便性、どちらをとりますか?」ということ。
例えば、周りを気にせず子供がのびのび走り回れるようにとか、週末はバーベキューをしたいとか考えるなら、環境性重視で一戸建ての方がいいですよね。
反対に利便性で選ぶ方だと、JRや地下鉄の駅に近いかどうか、商業施設や役所などが生活圏にあるかどうかといったことがポイントになるでしょう。
都心では、地下鉄駅から徒歩圏内で買える土地が非常に少ないので、第一条件が「駅から近いところがいい!」という場合はまずマンションを選ぶことになります。
このように、一戸建てとマンションの大きな違いといえば、環境性と利便性、どちらに優れるかというところだと思います。
建物の造り
建物として一戸建てとマンションを比べた時、マンションは建売住宅を買うようなもので、リノベーションなどしない限り、間取りを選べません。
その点、一戸建ては空間的に広く、間取りを決める時にも自由度が高いのが大きなメリット。
日当たりについても、窓の位置や隣の家との間隔を調整することで十分に確保できます。
一方、マンションは戸建てよりも造りが丈夫で、防犯性が高いというメリットがあります。
金銭的な負担
マンションの場合、管理費や維持費、修繕費、車を持っていれば駐車代がかかります。
一戸建てならそれらの費用は不要ですが、補修が必要になったら自分で直さなければいけません。
諸費用を払っておくことで安心できるという意味では、これをマンションのメリットと捉える人もいるでしょう。
固定資産税は、マンションの場合なかなか下がりませんので一軒家のほうが後々はメリットとなります。
マンションは立地がいいところが多いし、鉄筋コンクリート造なので、木造とは違って年数が経っても値打ちがほとんど変わらないんです。
資産的な価値
新築を前提とすると、一般的に、現代の木造建築の耐久年数は50〜60年、マンションも補修をかけていけば100年はもつといわれています。
時期にもよりますが、やむを得ず売却することになった時はマンションの方が売りやすく、立地も良ければより高値で買い手がつきます。
一戸建てだと、最終的には土地のみの価値になってしまいます。
ペット
ペットを飼いたいなら、自由度の高さでやっぱり一戸建て。
ですが、最近はマンションでもペット可の物件が増えています。
僕の実家のマンションも最初はダメでしたが、内緒で飼う方が増えてきたこともあって規約を変え、小型犬までならOK、共用部は抱いた状態で地面を歩かせないなどのルールを作ったそうです。
ただ、フローリングのお部屋だと、けっこう犬の足音が響くんですよね。
飼っていない方にしてみれば音が気になったり、逆に飼っている方は音を出さないように気を遣ったりということも。
ペットに限らず、マンションに住む場合は生活音への配慮が必要です。
小さい子供がいる若い夫婦で自由度が高い生活をしたいなら、一戸建てにするほうがきっと楽しいでしょう。
子供がいない共働きの夫婦であれば、マンションの維持費がそれなりに高くても払っていけるでしょうし、利便性が高いところのほうが暮らしやすいと思います。
最終的には人それぞれということなんですが実家が一軒家なら一軒家、マンションならマンションを選ぶ方が多い傾向のようです。
小さいころから自由にのびのび暮らして、夏は庭でプール広げて遊んだよ、とか、そういう人はやっぱり自分の子供にもそういう暮らしをさせたいという理想があるんだと思います。
コメント